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桃月庵白酒独演会@京都文化博物館
2017年01月29日 (日) | 編集 |
行ってきました、待望の落語会。
これまでに2回聞く機会があって楽しみにしてたんですが、何故か2回とも「真田小僧」で、ちょっと残念でした。
今回は独演会なので。白酒さんをたっぷり聞けます。

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ちゃんとSOL OUTなのが素晴らしい。

京都文博 噺の会 Vol.4 「第2回 桃月庵白酒 独演会」@京都文化博物館 2017.1.29

会場は初めての文博。
阪急の「烏丸」駅から北上する事6分程度と、自分としては非常に行き易いロケーション。
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歴史のある立派な建物。
イベント用の本館は近代的なビルです。一応。

14時開演、開口は桃月庵ひしもち 前座さんです
「子ほめ」
丁寧に、15分程度。
口調は滑らかながらも、落研ぽいというか、上手な学生さんみたいな雰囲気。
ま、若いし、これからですよね。
キチンと上手で、笑わせるところでは、ちゃんと会場に笑いも起きてました。

白酒さん登場
マクラはいきなり会場の悪口、というか前回の会場について(今回の会場の隣)
いきなり「2回目かあるとは思いませんでした(笑)」からと優しげで柔和な表情で毒を吐きます。
これぞ白酒さん。
さらに大きな会場での落語会って・・・事から、、談春師匠の悪口へ(笑)
いやぁ、面白い。
この白酒さんも同業者を語らせるとホントに楽しいです。

「粗忽長屋」
これは実演初めて、あのよく聞くと訳のわからないバカバカしい噺をどう料理するのか?
最初の「行き倒れ」の部分で大笑い。
何故か主人公は「行き倒れ」を「えっ!?江戸っ子のフラメンコ?」と返すんですね。
よく聞くと「粋なオーレ・・・」これツボでした。
至極まっとうな常識人をキチンと配する事で、バカバカしさ加減が上手く強調されます。
無責任な見物人もイイですね。
実演時間は20分程度でしたがもっていかれました。
いいねぇ。

白酒さん2席目、マクラpart2は正月興行について
寄席興行を10日間通しで聴きに来るお客さん。
5日くらいだと「また来てくれてるんだ」となるが10日間だと「もう来るなよ」「仕事してんのか?」(笑)と感じる
そこから楽屋での昔の大師匠の囲碁将棋の話からの

「笠碁」
大好きな噺ですし、仕草も面白くて、二人の性格の演じ分けも面白い。
実演では市馬師匠、最近のCDでは一之輔さんで聞いてますが、ベテランの味で明朗な市馬師匠とも、やや作りんでいる一之輔さんとも違います。
さりげなく、白酒さんの個性も盛り込まれて、練られている感じが光ります
とにかく丁寧で明るい演じ手なので、こういう噺はホントにイイですね。好感持てます。
実演時間 約25分

ここで中入り 15分

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この畳と云うのが新鮮かつ、やや辛い。
白酒さんも、どうにでも好きなような格好で見てくださいとの事。
実際に最後列というか後ろの壁に持たれて見ている人も多数。

3席目は、ピンクの着物に着替えて登場。
マクラpart3は、一之輔がNHKのプロフェッショナルで取り上げられる話
さんざんNHKの悪口言って、「どうせ受信料払ってないし」(笑)
しかし、番組のO.A.見たくなります。
一之輔さんの語る番組最後の「プロフェッショナルとは・・・」聞き物ですね。
そこから裏原宿での話からの

「明烏」
お!実演は初めて聞く噺です
文楽師匠の十八番ですが、自分は志ん朝師のもので聴き込んでる根多です。
功者白酒さんの演出は?とても楽しみです
冒頭はオーソドックスなスタート
それでも、吉原を奥浅草言い換えるあたり、さりげなくマクラが効いています。
結果的には、志ん朝師のスタイルとも違う、新しく巧みに構成されたものでした。
ホントに上手い。
特にくすぐりになるギャグ描写はクドイくらいなので、クスリとかでは無く、しっかり笑わせて大変楽しく聞けます
それでも、やはり古典の江戸噺らしいスッキリ感かありました。
今日の大収穫。
実演時間 約50分

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よく考えると、マニアでなくても知ってる噺ばかりをズラリと並べましたね。
自信の表れだと思います。
やっぱり、白酒さんは間違いないです。
ホントに自分に合ったイイ演じ手の方です。
もっと聞きたいです。

日曜の昼下がり、楽しい時間を過ごせました。



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談春の「芝浜」@フェスティバルホール2016.12.28
2016年12月30日 (金) | 編集 |
もうホントにお久しぶりでございます

年末の慌しさにかまけて、すっかり更新をサボっておりましたm(_ _)m

で、年の瀬という事で、今年も聴いてまいりました

「談春の芝浜」
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立川談春 独演会 @大阪フェスティバルホール 2016.12.28

まさに押し迫った中の開催
ある意味、芝浜らしくてイイかも

18:35 開演
開口一番はソールドアウトのはずの空席~チケットキャンプ批判
ざまあ見ろと笑い
自分がホールおくりびとである話‥
とりとめがないようで、ある意味芝浜に向かうぞ、という雰囲気のマクラ
約20分

義についてのマクラから
「五貫裁き」
談志家元もよくかけていたネタですね
自分的には、圓生師匠の「一文惜しみ」で、聴き込んでいるで、そちらの展開のほうがしっくりきます
割とオーソドックスな演出ながら、ストーリーは分かりやすく整理
やや大家のデフォルメされたキャラクター
因業な徳力屋に対する啖呵はカッコよくも、義や情のある言葉
ここが聴きもの
スキッとして、コミカルな中にも人情が光るイイ咄
サゲでは因業な質屋がすっかりイイ人に
約40分

仲入 15分

いきなり映画出演の話、百地三太夫役との事
そのまま、TVドラマの話、下町ロケットから赤めだか
で、紅白の審査員に春風亭昇太が選ばれた事が許せない(笑)

と、ここまで喋って、何か芝浜に入り難いね‥から
サッとモード切り替えて本編へ

「芝浜」
談春さんの芝浜もこれで3度目

今回も手が入っていました、流石
2016版は、風景描写を、かなりバッサリとカットしている感じ
季節感や雰囲気よりも、夫婦を描く事に力を入れてます
2015版でも、夢にしちゃう部分はかなりたっぷりでしたが、今年は更に徹底的に、何度も行きつ戻りつを繰り返し納得させていきます
談春さんの場合、ここに時間を、かけて納得させる事で、観客も同時に落語的に納得させてる気がします

更生の部分はサラリと演じて、真相の、告白
1番の聴きものですが、今年は昨年と雰囲気似てます
亭主のキレっぷりが更に激しくなったと感じましたが
そこが、何故か最後に謝っちゃう部分のおかしみを増強させます
今年もよく出来てました
~エラそうにすんません
70分、たっぷり演じて、高座から降りて、客席の左右真ん中に手を振り、そのまま三本締めでフィナーレ

今回はアフタートーク無しでした

帰路に着いたのは、21時回ってました
大満足

今年頑張れなかったなぁと悔やむより、新年になれば、イイ事あるよ!と考えて生きて行こう
‥これが今回のマクラで何度も出てきた言葉

来年も開催されますように
立川志の輔 独演会@大阪16.10.09
2016年10月09日 (日) | 編集 |
久しぶりに落語会に出掛けてきました。
安心の大定番、志の輔師匠
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立川志の輔 独演会」 森ノ宮ピロティーホール 2016.10.9
日程的に一番確実な日曜の公演
~3連休の中日でもありますが。
流石の売れ行きで「立見券」も出てました。
~落語で立見は・・・。

予定を少し遅れ14:05スタート。

マクラ
開口一番、富山の市会議員がいなくなる話。
~師匠が富山出身なので、今回の事に心痛めながらも面白くバッサリと
東京の問題からオリンピックへ
オリンピックの競技は記録、点数でハッキリするものと芸術点で評価されるものの二つに分類
この中でも、芸術点の競技に関して。
これは自分の落語もいってみれば同じで、相手によって評価は分かれる
どんな笑いが好きなのかはヒトによって違う
で、ここからずらりと小噺を並べ、一気に語って、どの小噺がお好みですか?
ココ、ある意味圧巻でした。
ここから風流の話題に
そして、
「茶の湯」
相変わらず、古典を、ていねいに再構成、わかりやすく演じます
大袈裟にデフォルメされた所作の面白さもあり、分かりやすく笑いのままにオーソドックスなサゲ
ここまでで約一時間

15分の仲入り

三人組の邦楽ユニット、和力のパフォーマンスが15分
太鼓、津軽三味線、神楽
特に神楽はよかったです

そして、「帯久」
桂米朝師の十八番で、自分の中でもこのネタは米朝師のものが刷り込まれいるので、どう料理しているのか非常に楽しみです
結論、やっぱり志の輔師匠は素晴らしい!
前半は、ややダイジェスト気味ながらもシアトリカルでシリアスな感じで演じます、緊張ある濃密な雰囲気
で、与平の火付けが一旦放免で、前半終了?
‥で、幸せに暮らしましたとさ(笑)
で、終わる素振りの粋な演出
ここで大爆笑
でも、これじゃ納得出来ないですよね?
で、怒濤の後半へ
ここからは、トーンをハッキリ変えて大いにデフォルメして、笑わせながらサゲに
上手い!
このスタンダードとも云える咄をこうも上手く再構成するか!
前述の通り米朝師の構成で細部まで記憶してるので、どこを改変してるのかがよく分かります
まず、与平に尽くす武兵衛の扱い、米朝版では、一度は自分で商いをしたものの失敗した、不運ながらも忠義な商人としていたものを、志の輔版では、機会がなく主人として商売をした事がないが、与平がその才覚を惜しむ商人のセンスを持つものに
~これで、以前はしくじった=そんな人に出資は出来ない・・・を上手く処理してます
又、放火の場面も米朝版の、いっそ燃したろ~確信的な放火、ここを心神喪失状態での無意識に置き換える事で、上手く共感を得られるように改変
流石、立川流とも思える腑に落ちる、理詰めの改変で、聴衆による共感を得る構成い改変
しかも、二部構成した意味も生きてくる後半
何度も言うように上手いのは間違い無いですが、凄味すら感じました
セリフ回しの勢いがあったころの談志家元の雰囲気と風格も。
有名なネタだけに、そのままでもそれなりに聴けるのに、それを納得出来るように改変しこう演じるとは。
1時間以上に渡る熱演。
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今回は落語は2席でしたが相変わらずの大満足、これだから志の輔落語は止められません

これまでに聞いた事無い人には、是非一度聴くことをお勧めします!
ホントに面白いから。

柳家小三治・三三 親子会@京都ロームシアター
2016年04月27日 (水) | 編集 |
完全に月刊ペースでの更新です。

落語会に出かけてきました。

今回は、しばらく聴いていないので、すごく聴きたかった小三治師匠です。
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「柳家小三治・三三 親子会」@京都ロームシアター サウスホール 2016.4.26
今年出来たばかりのピカピカのホールです。
以前は、京都会館だったそうです。


内装も凝っていて、気持ちのいいホールでした。
ライブとかは大ホールなんですが、今回はキャパ700程度の中ホールです。
ちょうどいい規模と感じました。

160426_01.jpg

もちろん、全席ソールドアウトです。


会場に入ってすぐに驚きました、何とロビーで小三治師匠ご本人が義捐金箱の後ろに立たれています。
・・・気が付いたら、当然、まっしぐら。
「師匠、楽しみにしてました、お会いできて感激です・・・」みたいな事を云って、握手してもらいました。
舞い上がっていたので、細かいことは覚えていませんが、師匠の手がとても柔らかかったのを覚えています。
因みに売上が全額寄付金という手拭は、小三治師匠のものは¥2000、三三さんのものは¥1000と値段に差があるのがちょっと可笑しかったです。

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我に返って撮影。





定刻通り、18:30開演
柳家小かじ 「出来心」
三三さんのお弟子さん、入門は2013年。アッサリしたマクラから、すぐに本編。
ドジな新米盗人の噺。 約15分
前座さんにしては、声も、口跡も良く、上手さは感じます、やや型にはまり過ぎな気もしますが、個性を出していくのはこれから。
なかなか楽しみな感じ。

柳家三三 「蛙茶番」 約35分
軽目のあっさりしたマクラから本編へ。
「おお!蛙茶番!!!」これ実演は聴くの初めてです。
自分が落語が好きになったのは、六代目圓生師匠のこの噺のテープを聞いたのがきっかけでした。
そういう意味で、思い入れもあり、聴きこんでいるネタです。
三三さんの演出はとても判り易く、展開も上手い、バレなのにエロさ控え目で爆笑に誘います。
上手いなぁ。
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ここで、仲入りで10分の休憩。

いよいよ登場。
小三治師匠!!
開口のマクラは、前回いつ京都に来たのか?
そのまま、修学旅行での嵐山の思い出。
「何かあったんですか?」には爆笑。
BSで放送された自分の高座についての感想。
前述の手拭のチャリティー販売の件。
これのおかげで、消耗しきったという事から、義捐金への謝意。
引き続き、熊本の地震、飛行機で出会った熊本の御婦人とのやり取り。
そんな最中の、オリンピックの公式エンブレム決定。
そんな事やってる場合か!とのご意見。

ここから、どんな商売でも~と、良く知ったうどん屋のマクラに。
ところが、ここから色んな商売の話にドンドン展開。
え~どうなるの?と思ったらすっとうどん屋本編に戻っていきます。
ここまで本編までのマクラ、約40分。流石です。

柳家小三治「うどん屋」
本編に入ってからは、流れるような展開。
見事30分程度で終演でした。

独特の間のあるマクラの自由過ぎるトークも面白いんですが、噺の本編に入った途端の切り替えはスゴイです。
今回は、本編終盤でのうどんの食べ方が素晴らしかった。
3分程度かけて、ジックリと熱いうどんを食べて見せるんですよ。(もちろん動作だけで)
これが芸だね、圧巻でした。 20:35終演。
噺が終わると、緞帳が下りて、あっさりお終いなのも、江戸前な感じですね。

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約2時間、イイもん見れたなと、大満足です。

因みに今回は、気合いを入れてチケット取ったのですが。
~何のことはないです、先行発売初日に申し込んだだけですが・・・。
何と1列目。
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やっぱり落語は近くで聴くと、更にイイですね。

又もや、前職でご一緒した京都在住の落語好きMさんと遭遇。
ま、落語好きなら今回の会は聴き逃すはずないですからね、当然かも。


次回更新は・・・・。
GW開けでしょうか。それでは。







談春の「芝浜」再び。
2015年12月31日 (木) | 編集 |
今年最後の更新は、日曜日の落語会。
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立川談春独演会「 芝浜」
@大阪フェスティバルホール 2015.12.27


開演は5分遅れの15:05
いきなりの暗転で驚きました。

開口一番のまくらは約15分
話題の中心はドラマ「下町ロケット」

続いて、テキヤ、屋台のまくらから
「蝦蟇の油」約 25分
割とオーソドックスな演出。
酔ってからの口上が脱線していく様が聞かせどころ。

で、そのまま立ちあがって、翌日放送のドラマ「赤めだか」に関して、 歩き回りながら説明。
入場時にもらうフライヤーの中に相関図が入ってました。
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今回も、先代円楽師匠のエピソードで爆笑、もはや確信犯ですな
〜これ聞いて、ドラマ見ると2倍面白かったです。
…何故、円楽さんが羊羹を持っているのか・・・。
この部分たっぷりと30分位話しての中入り20分

またまた、赤めだかの話題、先ほど触れなかった主演の嵐のニノに関して。
そのまま、簡単な導入のまくらから
「芝浜」
談春さんの芝浜は以前にも聞いていますが、今回進化してました。
前回と演出が変わっています。
時間をかけたのは、夢にしてしまう部分、ここを納得させるのに時間を使って、クドイ位に丁寧に。
そして、大晦日の場面。
ここも前回の談志の発展形と異なる演出に変更。
主人公のキャラをいじることでしか成立しない展開に。さすが理詰めの談春さん。
個人的には、最初の暗いうちに河岸に出かける場面がよかったですね。
暗くて、寒い情景が見えました。
これはこれで、素晴らしい芝浜でした。

アフタートークが5分程度。

終演 は17:45でしたので、今回は3時間越えにはなりませんでしたが、熱演でした。
正直、何箇所か言いよどみ、言い間違えはあり、本人も納得してないのでは?と感じましたが、これもライブの味です。
それでもクオリティは高いですし
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年末の「芝浜」大阪公演、恒例にしたいそうです。
是非、そうなってほしいものです。



最後に、この1年、このブログにお越しいただいた皆様に感謝。
よいお年を。

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