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映画評「アーロと少年」
2016年03月27日 (日) | 編集 |
久しぶりに映画評。

お題は、3/12から公開されたピクサーの最新作。
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「アーロと少年」
★★★ 70点
一言感想「背景CGがすごすぎ」

吹き替えで鑑賞しました、基本ピクサーはハズレなしで公開されればずっと劇場で鑑賞していました。
しかし、前作「インサイドヘッド」は初めて劇場では見ませんでした。
何となく、スッキリしない感じがあったんですよね、イマイチ作品な予感というか。
実際、レンタルで見た感想は、「う~ん、どうしたピクサー!?」というものでした。

ここで、アーロの話題に戻ります、この作品もTVで見る予告編はなんとなくイマイチ感がありました。
どことなくFOXの名作「ヒックとドラゴン」を思わせます、本来判りあえない存在同士の心がつながる系の話。
・・・ま、実際その通りといえばそうなんですが。
隕石によって絶滅をまぬがれた恐竜は、家を持ち、農業(草食竜)、牧畜(こちらは肉食竜)を行う位に進化してます。
反面、人類はけだもの並みの新参者で、四足歩行で、言語コミュニケーションはほぼ皆無。
臆病だけど優しい恐竜と野性味あふれる人間のコンビ、なかなか捻りが効いています。
恐竜のアーロが少年に「スポット」という名前を付けるあたりもユニークです。
前半の父親との別れのシーンには涙。
~完全に父親側に感情移入してます。
予想通り、クライマックスはアーロとスポットの別れのシーン。
言語コミュニケーションが成立しないので、仕草と表情でお互いの気持ちを表現。
さすがに、ここは泣かせます。判っていてもね。
ただ、このシーンに来るまでに、お互いに必要として心が結ばれていても、その住む世界が違うという事を、もっともっと伏線として描いてれば、その別れが数倍にも泣けたのに・・・。
アーロは激流に流されたり、高いとこから何度も落ちたりと色んな目にあいますが、多少の怪我こそすれ基本無事です。
アニメだし、主役だし、そりゃそうだといえばそれまでですが、「お前は不死身かよ」とツッコミの一つも入れたくもなります。
多少ご都合主義的なシナリオとやや捻りの無い演出に、いつものピクサーらしい深みがないなぁと感じます。

今回特筆すべきはその映像。
水の表現が多いのですが、絶句するぐらいに実写並みです。
計算が複雑な水面や飛沫の表現が凄まじく、映像の力で圧倒されます。
その実写と見まがうばかりの風景の中で、デフォルメされたフォルムを持つキャラクターが動き回ります。
この辺りは流石ピクサー、すごいもの見せてもらったと感心しました。
CGってここまで来てるんですね。こればかりは場面写の画像とか見てもイマイチぴんと来ないかも、精細な動画で見ると驚きますよ。

ケチも付けましたが、ピクサークオリティーで水準以上に仕上がってます。
見て損はないと言えます。
日本版ラストに流れるkiroroもいい感じです。

例によって、本編前に短編アニメーションが上映されますがこの「ボクのスーパーチーム
スーパーヒーローとヒンドゥーの神々のハイブリッドで、インド系のサンジェイ・パテル監督自身の思い出を映像化したもの。
絵を描くことが好きだった移民の少年、最後に映る実際の写真含め、なんだかじんわり来るいい作品でした。
因みに「アーロと~」のピーター・ソーン監督の2009年の短編「晴れ ときどき くもり」も傑作です。
ピクサーの短編にハズレ無なのは変わりませんね。

次回作は、あの名作の続編「ファインディング・ドリー」
これで持ち直すか?
個人的には、あの続きをやるの?な、2018年公開「トイストーリー4」が気になります。
・・・ロッキーやターミネーターじゃないんだからさ、もう止めようよ。(笑)

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